定期検診のすすめ

昔から「百年の恋も冷める」と言いますが、例えばどういうシチュエーションが当たるでしょうか。レストランでのデート中、会話が弾んで笑顔を見せた途端、歯が着色で汚れていたら、相手にいい印象は与えません。せっかくのときめきも、まさに冷めてしまうでしょう。
歯科では、定期的な検診を勧めています。虫歯チェックはもちろん、しつこい着色の汚れもしっかり取り除きます。小学校の頃、虫歯カードを先生からもらってがっかりした人も多いでしょう。大人になっても歯医者への苦手意識は変わりませんが、年に一度、あるいは半年に一度足を運ぶだけで、エチケットを保つことができます。院内では患者の感染予防のため、バリアフィルムと呼ばれるカバーがライトなどに施されており、いつでも清潔さの中で治療ができる体制が整っているのです。とても安心できますよね。最近では新しくホワイトニング剤が開発され、誰もがより白い歯の喜びを実感できるようになりました。
あなたもぜひ、定期検診を受けてみてはいかがでしょう。百年の恋が冷めないうちに、お勧めします。

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ロールケーキ

4ヶ月に一度、定期検診をしている患者が受付に手渡したのは、一本のロールケーキだった。
この患者は、歯科医と昔からの友人だった。ロールケーキを売っているその店は、つい最近閉店したと言う。甘党の二人の間には、青春の思い出と同時に、時代の寂しさが通り過ぎた。
「なあ、俺は医者になるって決めたよ。おまえは何になる?」
「俺? 俺は・・・・・・何も決めてないよ」
「そういやこの前、ロックスターになるとか言ったよな?」
「ああ、あれは適当に言ってみただけさ」
男は弁護士になった。司法試験に三度落ち、それでも勉強を続けられたのは、そのロールケーキのおかげだった。そして立派な歯医者になった友達と、彼を支えるスタッフへ贈ったのだ。
昼休み、歯科医は衛生士を含めてみんなでロールケーキを食べた。共通の感想は、もちろん「最高」だった。

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親知らずのメランコリー

朝食の時間。いつも通りハムエッグを焼き、食べようとしたその時、奥の歯茎に激痛を感じたことはないだろうか。腫れたせいで口が思うように開けられない。ゆえにおいしいものも食べにくい。そう、泣く子も黙る恐怖の症状、親知らずである。ああ、抜かないことには治らない。歯医者が痛くて痛くて怖い・・・・・・。
「大丈夫ですよ、すぐ終わりますから」
その卓越した技術で、男は数々の親知らずを治してきた。治療は思った以上に早く終わる。
「よかった、これで口が開けられる」
そして翌朝、おいしく食べる朝の喜びを噛み締める。焼き立てのウインナーだって楽しめる。ただし、なるべく早く歯医者へ向かう、少しの勇気があれば。

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